吉野宮神社

吉野宮神社の地図

吉野宮神社 :(宮崎県東臼杵郡諸塚村家代南川)

吉野宮神社は諸塚村と美郷町北郷区を結ぶ標高690mの村境の稜線にある。南北朝時代(室町時代)、南朝の密命で熊本に向かう途中に賊に襲われて落命した琵琶盲僧を慰霊するために建立され、その命日の三月二十八日に毎年大祭を開いている。

座頭神は目の神様、商売繁盛の神様とされ、大祭は古い歴史と伝統から、延岡のお大師さん、宇納間の地蔵さんと並んで県北三大祭の一つに数えられている。

通称「座頭神さん=ざつがみさん」である。

工業港入り口
入り口鳥居横の標識と由来石碑
工業港入り口
このような階段を上る
工業港入り口
階段途中の眺め
工業港入り口
まだまだ続く階段
工業港入り口
やっと拝殿に到着
工業港入り口
拝殿
工業港入り口
盲僧の墓。どれが盲僧の墓なんだろう。今もわからない。
工業港入り口
琵琶を持っている盲僧。顔が生きてるみたい。
工業港入り口
これは供養碑(500年記念)
工業港入り口
墓石
工業港入り口
大樹が茂っています
工業港入り口
本殿

賀来飛霞がこの地を訪れた。

今から百四十年ほど前、薬草調査のために賀来飛霞がとおっており、「道は険しい、同行のものも苦しそうだ、汗びっしょりになって歩く」「座頭神の祠は茅葺にて、中に盲僧が琵琶を弾いている像が安置してある。その上には白い板に、墨で吉野大明神″と書いてある」とある。この社殿は改築され、現在は瓦葺。社殿に掲げてある寄付者表のトップに「延岡・南藤屋」の名があり、座頭神をめぐる物語との深さを感じさせる。

賀来飛霞の聞いた盲僧強殺

この座頭神さまは盲僧とされるが、謎と不思議な話に満ちた神様だ。江戸時代末期に延岡藩の依頼で薬草調査に来た賀来飛霞は、この吉野宮で聞いた話として、その昔、孫八という従者一人を連れてこの山を越えようとしていた盲僧が、宇納間から家代に向かう途中、雨に降られたためこの峠で雨宿りをしていた。ところが延岡から後をつけてきた悪漢に従者共々切り殺され、金を奪われた。

盲僧が殺された日から七日七夜に渡って村中に琵琶の音が聞こえたと言われる。そこで村人がここに盲僧を埋葬し、後に宮を建てて祭ったというのである。盲僧の殺された日は、3月28日でこの日は南川地区の人々によって祭礼が執り行われる。この日参拝すれば、目の病気が治り、商売が繁盛するというのがご利益である。

従者の名は分かっているのに僧の名前は分からない。南北朝時代、吉野南朝の密使だったとか、悪漢は延岡のある商家の回し者で、商家はその後、奪った金によって繁盛したが、子孫に目の不自由な子が生まれるようになったため、延岡市小野(この)の山に塔を建てて僧の供養を続けたと伝えられている。など、さまざまな謎や話に包まれる神社である。

周辺見所

botan 雌滝

botan 孫八の墓

botan 宇納間地蔵

関連サイト

botan 小野の塔

延岡市の小野の、吉野宮が見える山の上に宝篋印塔が建っている。延岡から吉之宮神社まで遠いため、有志が建てた遥拝所といわれている。

松ヶ下林道

拡大 北郷区小原地区の「松ヶ下林道」はどこからどこまでいうのだろうか。稜線までか、広域林道までか、よくわからない。この林道は、1969年から1973年にかけて、自衛隊によって開設された。その全線開通を祝い、旧北郷村民が沿道に植えたもみじ600本が、大きく成長し道を覆っている。今や紅葉の名所である。またこの路線は、四季折々、いろんな楽しみがある。春の山菜、夏の涼、秋の実り。冬は?枯れススキ(年取ったらさみしいね)。稜線から四方に道が伸びているために、いろんなところへのドライブも楽しめ、新しい発見もある。

林道入り口
林道入り口
雌滝
途中の雌滝
駐車場
稜線の駐車場・トイレ完備
山また山
山また山
行きかた 吉野宮神社への行き方は、美郷町の宇納間から県道を中小屋方面へおよそ1.5キロ行くと、酒屋さんを過ぎてまもなく、左側に松ケ下林道という標識がある。そこから約5キロ、山を登りきったところに(左側)吉野宮神社が鎮座している。
編集後記

10年程前になるでしょうか。田舎暮らしで延岡に来て、暗中模索の頃、お客様からこの神社が、商売に御利益があるということを聞いて、訪ねながらやっと辿り着いたことを思い出します。その時は松ヶ下林道ではなく、神社の真下にでる山道(途中からダート)を登って来たみたいですが。それから10年、私達もよく続いてきたものだと思います。

ここは戦前戦中まで、博打の神様として人気が有ったようです。また人から聞いた話では、必死になって祈ったら帰った時は目が良くなっていたという話も聞きました。私達も見知らぬ土地で10年、商売を続けてこれたのもそのおかげかも知れませんね。

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