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天真名井(あまのまない)

天真名井地図

天真名井は神々がお使いになる尊い水です。天真名井は、天孫降臨の神話に基づく地名です。高天原をお治めになっていた天照大野神は、御孫ニニギノミコトに「葦原(あしはら)の千五百秋(ちいほあき)の瑞穂の国は、わが子孫が王となるべく国である。皇孫の貴方が行って治めなさい。さあ行きなさい。宝祚(あまひつぎ)の栄えることは、天地とともに極まりないであろう」といわれ、八咫(やた)の鏡、草薙の剣、八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)の三種の神器(じんき)を与えて、葦原の中国(なかつくに)に降臨するように命じられました。大神は尊に、天児屋命(あめのこやねのみこと)、太玉命(ふとたまのみこと)、天鈿女命(あめのうずめのみこと)、石凝姥命(いしこりどめのみこと)、玉屋命(たまやのみこと)の他、諸々の神たちを配して付き従わされました。そして尊は、筑紫の日向の高千穂のくし觸岳に降臨されました。ところがこの地には良い水が無かったので、尊は天村雲命(あめのむらくものみこと)に高天原に上がって水の種を貰ってくるように申されました。天村雲命は天照大神から水の種を三つ貰ってこられ、そのうちの一つを?觸峰西方の藤岡山の麓、神代川(じんだいがわ)ほとりの置かれました。他の二つは、丹波の国(京都と兵庫県の一部)の予佐宮と伊勢国(三重県)の高佐山に置かれました。真名井の水は、神々がお使いになる尊い水であるとされています。高千穂・?觸神社の両社祭典のときは、御神幸の御旅所になっていて、神事に使用する各種の器具は、真名井の水で清め、又は真名井の森のかずらを水で清めて作った輪に通して使用する慣わしがあるといいます。神代川のほとりの真名井からは、今も岩間から清水がこんこんと湧き出ています。この清水は地下水になり、約1.5km南西の高千穂鏡で再び地上に現れる(「玉垂(たまたる)の滝」か)と言われています。ケヤキの巨樹は真名井の泉の真上にあって、根が泉を包み込むようです。幹にはいつもしめ縄が張られ、水神様として人々の厚い信仰を受けています。この小さな森には、他にも幹周り460と400cmのケヤキやカヤ・カゴノキなどの樹木が生い茂っています。

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天真名井入り口(左折)
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天真名井の森
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天真名井入り口
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対岸より
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巨樹百選(ケヤキ)
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ケヤキの根っこ
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ケヤキの下の御神水
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水神様
  このケヤキの下の御神水は、今も勢いよく湧出しており、近くに行くと「ゴボッ、ゴボッ」と大きな音がする。自然の力か神の力か、不思議な感覚にとらわれる。
■ケヤキの大木(巨樹百選):樹齢:1,300年、幹周り:680cm、樹高:16m
■神社参道より、150メートルほど下り、神代川を渡ると天真名井(あまのまない)に着きます。天孫降臨のときアメノムラクモノミコトが高天原の水を持って、藤岡山に安置すると、藤岡山の水は年中増すことも、また経ることも無く湧出しました。しかし不浄な者が汲めばたちまち出なくなったと言われています。三田井町に、水道設備が設置されるまで近所の町民はもちろん、高千穂小学校の生徒たちも、この真名井の水に頼っていました。現在は観光名所の一つとして、通行人や近所の人々の飲料水として、わずかに利用されています。
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