中崎城跡

中崎城の地図

中崎(なかざき)城跡:(宮崎県西臼杵郡日之影町岩井川中崎)

日之影町市街の東端に、おそらく柱状節理であろうか、五ヶ瀬川を前面に、三方を急峻な懸崖と急流に囲まれた城跡がある。三田井48塁の一つであった中崎城跡である。

前からこの城跡に行きたかったのであるが、今回不思議とその縁に恵まれた。上り口を探しながら行ったところに、最近出来たての案内標識があり、中崎城跡の井戸跡や天主案内柱にもめぐり合えた。未だ開発途中らしく、城跡に至る小道は竹の切り口などがあって、歩きづらいが危険ということもない。周囲の木々が整理されたら、ここは展望抜群の公園になるに違いない。早急に是非お願いしたいものだ。

浅学菲才

分かれ道
道の分かれ道。左へ登る。
案内板
中崎城跡600m先の案内板。
赤岩地区
分かれ道のある赤岩地区。五ヶ瀬川から300mくらい。
由来案内
中崎城跡入り口に立つ由来案内
井戸跡に行く
ここを入ってゆく。すぐ井戸跡がある。
井戸の形骸
ほとんど埋もれているが井戸の形骸
このような道
このような道。ところどころに竹の切り口があるので注意
天主跡に建つ案内柱
天主跡に建つ案内柱。
案内柱
天主跡に建つ案内柱。
天主跡
かなりの広さがある天主跡。
左に行けば天主跡
左に行けば天主跡、右は突き当たりで開発中かな?。
突き当たり付近
城跡周回道の突き当たり付近。行けば行けるだろうが……。
城跡東側
城跡東側手前は川。これは絶対登れない。
正面から見る城跡
正面から見る城跡。手前は五ヶ瀬川。
発電所
正面の五ヶ瀬川と発電所
東側の急流
東側の急流。少し上に団兵衛トドロ。

行きかた 日之影町市街地東端の発電所を過ぎて、追川を渡ったところを右折。5分ほど登ると赤岩地区に至る。橋の手前付近に、山手の「中尾」のほうに上ってゆく山道がある。そこに「城跡まで600m」の案内板もあるのですぐわかる。曲がりくねった坂道を稜線まで登る。5分くらいかな。左手に案内板がある。道路端に駐車する。

甲斐宗摂の裏切りと三田井家の滅亡

時の城主甲斐宗摂は延岡藩主高橋元種の誘いに乗って、主君三田井氏を裏切り、自ら高橋氏の手勢を率いて、何食わぬ顔で、三田井氏の主城仲山城に入り込み、三田井氏の首をうった。その後今度は自らも高橋元種に攻められ、自刃することになる。しかし甲斐宗摂の不思議なところは、「裏切り者」という天下の罪人でありながら、地元の民衆には慕われていたという点だろう。大人地区では未だに大人歌舞伎など、その追悼の火は消えない。

関連サイト

botan 金鶏寺

甲斐宗摂の造った諸塚村の寺です。

botan 大人神社と宗攝の墓

甲斐宗摂を祀る大人神社と宗摂の墓など。

botan 大人歌舞伎

甲斐宗摂を供養する大衆歌舞伎です。

botan 宗摂自刃の跡

高橋軍に追われた宗摂が自刃して果てた所です。

botan 仲山城跡

甲斐宗摂が手引きして敵軍を引き入れた三田井氏の本城です。

編集後記

取材をやっていて、行きたくても行けなかった場所に、やっと行けた時ほど、うれしい事はありません。この城跡への行き方がわからず苦労しましたが、今回やっと行くことができました。新しく新設された案内板のおかげですが、この「日の影町」の人たちは本当に史跡を大切にしておられます。先人の貴重な遺跡を、開発の名のもとに破壊している、短慮な自治体をよく見かけますが、垢でも煎じて飲むべきでしょう。

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