神さん山

神さん山:(宮崎県延岡市北川町上祝子)

延岡から祝子川沿いに伸びる県道岩戸〜延岡線は、道は悪くないが狭く、天を覆うような岩塊の下を這うように上祝子まで伸びている。しかし、その景観は地形の急峻ゆえに美しく、左側に流れる川面の清らかさも相まって、時の流れを忘れさせてくれるようだ。と思った瞬間、前から大型トラック(気をつけよう)。ダム湖を二つ過ぎ、いよいよ上祝子、最近有名になってきた「美人の湯」に到着する。そこから大崩山登山口に向かっておよそ5分、竹林を抜けようとするあたり、左側に車4.5台駐車できる空き地がある。その右側に神さん山入り口の標識がある。坂を10mほど上ると畑、道は一見二つに分かれる。すぐ上で合流するが上りやすいのは右側だ。最初はロープを伝い、やがて石段へと続く。竹林の中を石を並べたような石段が延々と続く。その石段もあちこち壊れているため、一段と数えるのは難しい箇所もある。240段という数は昔からの言い伝えなのだろう。途中いくつかの巨岩に感嘆しながら、やがて神さん山の入り口、その様相は、いかにも昔の山砦というような感がする。そして広場。旧石器の遺跡というから、この広場では、人々が夜な夜な火を囲み、近くで捕獲した鳥獣の肉を手でほおばりながら、憩いのひと時をすごしていたことであろう。その奥には入型に重なった巨大岩塊(高さ24mと15m)がドーンと鎮座している。その中央の穴の入り口らしきところの中央に、何とも不思議な三角形の石(高さ2m)がある。どう見ても人の造作であろうから、何か宗教的なものかもしれない。一説によると、神話に登場する山幸彦(ホオリノミコト)の岩屋ともされている。また最近、新たなパワースポットとして 脚光をあびつつある。

神さん山前駐車場
入り口左の駐車場
神さん山入り口
神さん山入り口、上には畑がある。
最初の階段
畑より最初の階段。
竹林の中の石段
竹林の中の石段(壊れている)
延々と続く石段
急坂に延々と続く石段
途中の巨石
途中の巨石、このような巨石が多いということは、この山全体が岩の塊かも。
入り口
山砦跡みたいな入り口。これより先は何かありそうな気配。
入り口足元の階段
入り口足元の階段。意味がありそう。
大広場
大広場
広場の石
広場にある不思議な石、礎石かな?
神さん山全体
神さん山全体
三角形の巨石
中央の三角形の巨石、パワーストーンかい?
広場の前の巨岩
広場の前に突き出たような巨岩、ここから下を見張っていたのかな?大崩山の山系が見える。
巨岩よりの景色
巨岩よりの景色。はるか遠くまで見渡せる。
神さん山全景
もう一度神さん山全景
大広場
もう一度大広場
工業港入り口

上祝子へは祝子川沿いに上ってゆく旧道と、「美人の湯」の下方3km位かな?北川の赤水に抜ける新道がある。新道はまるで高山の登山道、快適である。帰りは絶対こちらのほうがお勧めです。

祝子川神社鳥居
祝子川神社鳥居
祝子川神社
祝子川神社
  
何時のころか調査不足だが、神さん山から分霊・勧請(かんじょう)された祝子川神社。
美人の湯

美人の湯

山幸彦(ホオリノミコト)

山幸彦(ホオリノミコト)の銅像。高千穂に君臨したニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの子供であり、祝子川はホオリが産湯として使った川であり、また田の神であることから祝子には雀がいないと言われる。(本当に雀はいないよ。探してごらん。

庚申塔群

上り口の下方にある庚申塔群

工業港入り口

美しい祝子川。下流のほうも本来はこのような川であったであろう。

編集後記

上祝子には、さらにその上の大崩山入り口まで何十回もいったことがあるのに、ここに神さん山があることには気づかなかった。太古の人々はいったいどのようにしてこの地まで来たのであろう。言われて見れば確かにこの地には害鳥の雀はいない。地形が急峻で田んぼがないからといえばそれまでだが、神話の世界に入ればホオリノミコトの御加護かもしれない。最近ここは新たなパワースポットとして知られてきている。

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