蓮ヶ池横穴群(国指定史跡)

蓮ヶ池横穴群(国指定史跡) :(宮崎県宮崎市芳士字岩永迫2203-3)

蓮ヶ池公園の入り口を入るとすぐ、左手にある池一面に蓮が繁茂している。季節がら葉は枯れつつあるが、。時期ともなればさぞや美しいことだろう。つつ、中池手前の駐車場に車を止めた。初めてなので案内板を見ながらの見学であったが、今日は足が重く、歩くのが大変なので、ついつい近場だけの取材にとどめた。しかし山の岩場に穴を掘り、墓場にするとは、これも一つの文化圏だろうが、部族でも違ったのかな?。

公園入口
公園入口
蓮ヶ池
蓮ヶ池
厩(うまや)
厩(うまや)
鍛冶屋
鍛冶屋
第13号横穴
史跡 蓮ヶ池横穴群
第13号横穴
人骨を配置
これはすごい!
この13号横穴では保存工事を行うとともに、土器の出土状態を再現し、人骨を配置することで、埋葬後の状態を創造復元している。
横穴墳墓
横穴墳墓
横穴墳墓
横穴墳墓
竪穴式住居
竪穴式住居
高床式倉庫
高床式倉庫
竪穴式住居
竪穴式住居、今も住めそう。
村全体
竪穴式住居と高床式倉庫の村全体
史跡 蓮ヶ池横穴群

指定年月日 昭和46年7月17日

この横穴群は、1003、4百年前の古墳時代の墓地で、現在82基の横穴が発見され、国指定の史跡となっている。

稲荷池の東側丘陵、御諏訪池の西側丘陵、東側丘陵の3集団に分けることが出来るようだ。ここでは、壮大な高塚墳のような権力者(豪族)の墓から家族墓としての性格へ移行していることがうかがわれる。 形式的には、玄室のほかに、前室を持つ特異な横穴(第12号)を除いて、おおよそ次のような形式に分けられる。

  1. 玄室がやや縦長の長方形、四注造りの家形で棟は尖ってドーム型、玄室の四周に排水溝を持つもの。
  2. 玄室の床面が逆梯形、四注造りの家形、天井はドーム型で、羨道が長く、先細りとなっているもの。
  3. 1・2の変形、または退化形式とみられるもの。

      この横穴群は、昭和42、3年ころ、この地に宅地造成がもちあがり、昭和44年緊急発掘調査が実施された。学術的価値が認められ、昭和46年7月17日に国の史跡に認められ、保存することになった。

      宮崎市教育委員会

厩(うまや)

この建物は宮崎平野の農家に良くみられた厩で、市内上畑地区から移築したものである。内部には馬が飼われた囲い。餌を与える飼葉桶、作業場となった土間、鍬をかけた板壁、いろいろな農具の置き場所ととされた棚、藁を積み上げた屋根裏など典型的な厩の造りを見ることができる。

鍛冶屋

この建物は、明治15年以来、大淀地区で山林・農工具を作っていた高材鋸刃物店の諸道具や炉を移設し、鍛冶作業場を再現したものである。鋼を熱する炉、温度を上げるために空気を送り込む「ふいご」、大小の槌や打ち台、鋼を冷やす湯回槽、完成品等を見ることができる。

史跡 蓮ヶ池横穴群

第13号横穴 横穴は、古墳時代に墓として造られた。遺体を安置する玄室、入口と玄室を結ぶ羨道、入口へと通じる墓道などから成り立っている。 発掘調査の結果、集団を構成すること、時期の異なる土器を出土すること等から、家族墓として繰り返し使われたことも考えられる。

編集後記

帰るときになって、逆光も修まってきたので、池の写真を撮ろうと、池の入口に車を止めたら、そこに遊歩道の入口があった。史跡周遊の道らしい。放射状ともいえる路で行っては帰りの連続だったので、いささか嫌になっていたのだが、ここから行けばすべて回れたのであろう。残念!!。しかし繰り返しになるが、ここの墓場の再現窟はすごいよ!!人骨はレプリカだろうが、土に同化してゆく様はまるで本物だ。

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