Back Topへ

深角宝篋印塔

深角宝篋印塔地図 ココ

深角宝篋印塔:(宮崎県西臼杵郡日之影町東深角)

迫田が並ぶ村落の最上部にこんもりとした杜がある。真ん中に巨木が悠然と立っている。この杜全体が墓地として造られているようだ。ここはいったいどういういわれの墓地なんだろう。村の人々であろうか。きれいに草は刈ってあるが、散在する墓石群のほとんどは、今も子孫から供養されている墓の様子ではない。宮崎県で一番古い宝篋印塔というから、室町時代、この地は三田井氏全盛の時代ではなかったか。栄枯盛衰を繰り返す時代の中で、誰の墓かわからなくなってしまったのであろうか。墓地に対する説明は無い。墓地の最上部に建つ宝篋印塔は日之影町第一号指定の有形文化財である。

拡大

宝篋印塔由来

拡大

墓地への入り口

拡大

数多くの見捨てられた墓石群

拡大

巨樹

拡大

有形文化財第一号宝篋印塔標示柱

拡大

宝篋印塔

拡大

宝篋印塔

拡大

宝篋印塔先端

過去、現在、未来にわたる諸仏の全身舎利を奉蔵するために、「宝篋印陀羅尼経」を納めた供養塔である。この塔は文安4年(1447)仲春(2月)19日室町時代前期に建立された予修、逆修塔で、刻字のある宝篋印塔で県内では最古のものといわれていて、台座に次の刻字が見られる。

右 伏 □ 預修逆修 現前玉躰 各分七分全得 迎逆修現世 善処 □ ……

塔身に金剛界曼荼羅の四方仏が刻されている預修逆修とは、予め自分の死後の菩提に利するために生前に仏事を行うことである。

高さ140cm、幅44cm

Copyright©2005 nAn All rights reserved.
行きかた 延岡から218号線を高千穂に向かい、平底トンネルと過ぎてしばらく行くと、道路上を水道管が横切っているのですぐわかる。そこの右側が東深角村の入り口である。入り口は、ほぼ同一箇所に二道ある。どちらからでも行ける。
周辺見所

botan 深角神社

botan 深角橋と深角眼鏡橋

編集後記

私が取材のために車を止めていると、一台の軽トラックが脇に止まった。未だ農作業の途中であろうか、作業着姿の男性が降りてきて、近くの「お大師さん」に添えてある花の乱れを直したら、又すぐ立ち去った。何の気取りも無く、まるでそれが日常の生活のように。この地域には数々の御接待小屋や地蔵様がある。そのどれもがきれいに手入れされている。なるほどこのような人々が天国に行くのだな。苦しまぎれにお参りするわれわれ煩悩人?。反省の一日でした。