永仁の碑

永仁の碑の地図

永仁(えいにん)の碑:(宮崎県小林市大字堤4716−2)

市指定有形文化財 指定月日:昭和52年4月1日

永仁の碑は旧岩瀬橋の西渡り口にあり、永仁元(1293)年の文字があるところからそう呼ばれています。宮崎県内でもっとも古い石碑の一つです。高さ95cm、幅30cmの碑には、中央上の凡字(ぼんじ)「云」(大日如来)の下に「永仁元年」右下に「橋勧進」左に「除蛮災」の字が彫られています。

文永11年(1274)と弘安4年(1281)年の二回に渡って、モンゴル(元)の大軍が九州北部に襲来しました。後に「元寇(げんこう)」と呼ばれたこの出来事は、当時の人々に大きな衝撃を与え、鎌倉幕府は弘安4年以降、20年間にわたり、全国に戒厳令をしいて、外敵の侵攻に備えました。永仁元年は弘安4年から12年目に当たります。永仁の碑は、交通の難所であった岩瀬の渡しが画期的に改善されたことを記念するとともに、恐ろしい外的の侵入が、再び起こらないことを祈念して建てられたものと思われます。

引用:現地案内板

工業港入り口
永仁の碑案内板
工業港入り口
永仁の碑(永仁の刻字が見える)
工業港入り口
横の石碑
工業港入り口
突き当りが岩瀬川と旧岩瀬橋
工業港入り口
車幅いっぱいの旧岩瀬橋
工業港入り口
鉄橋の上に橋が敷設してあるのかな
工業港入り口
オオヨドカワゴロモの自生地案内
工業港入り口
オオヨドカワゴロモ

行きかた 宮崎から都城への国道10号線を、国道268号線に入り、小林に向かう。野尻町を過ぎてまもなく、岩瀬川に架かる岩瀬橋の手前を右折してすぐ左手に旧岩瀬橋がある。そこを渡って、50m程行くと右手にある。また真っ直ぐ行けば268号線に出られる。

オオヨドカワゴロモ自生地

市指定天然記念物(指定年月日 平成14年3月28日)

オオヨドカワゴロモはカワゴケソウ科カワゴロモ属の顕花植物で、カワゴケソウ科植物の自生北限種。大淀川およびその支流岩瀬川に生息する固有種である。水深約30cmより浅い岩盤に固着する、外観はコケ類のゼニゴケ状で黒緑色の葉のように見える部分が根(葉状体)でそこからところどころに出ている針状のものが葉である。冬にはゴマ粒ほどのめしべと黄色いおしべを葉状体上につける。

以前は高鍋町付近まで分布していたが、ダム建設にともなう水量変化や水質汚染などの環境劣化から、次第に生育区域が減少し、現在は小林市野尻町を流れる岩瀬川に点在するのみである。レッドデータブックで絶滅危惧種にしていされている。指定対象地は旧岩瀬橋から新岩瀬橋までの西岸140m、2500平方メートル。

編集後記

石碑のあるところは、川辺から50m程離れていますが、元寇の頃のこの地の地形は、もっと川幅があったのでしょうか。この地域まで元の軍隊が来るはずも無く、ここに石碑があるということは、この地域の武士も召集され、現地に行ったのでしょう。そこで見た火薬などの最新兵器にビックリ仰天の様がうがかえるような気がします。しかし案内書きでは、渡しが画期的に改良されたとありますが、どのように改良されたのでしょうか。どこか謎を秘めた石碑でもあります。

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