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観音滝の観音伝説

延岡市北川町の川内名の観音山に同町吉祥寺(曹洞宗)所属の観音滝がある。本尊は中天竺舎衛国の大萬長者が閻浮檀金(えんぶだごん)で鋳造したという一寸八分の観音像である。本像は欽明天皇の朝劉伯という使いがここに持って来て一寺を創建して、滝本山観音寺と号して朝廷の勅願所であった。当時は境域方八町、寺領80石もあり、隆盛であった。天正6年大友宗麟の兵火によって、寺も焼失し、その後本尊の行方も知れなかったが、天正15年、雲跡という僧が行脚の途中、霊夢を感じて滝壺から閃光ほとばしる観音様を発見した。それは行方知れずになっていた観音様であった。そこで僧は一宇の草庵を営んで安置し、日夕これに仕え、阿覚上人と号したと言う。この仏像はそれからも度々盗難にかかったが、その度ごとに必ず発見されたと伝えられている。
(*注)閻浮檀金(えんぶだごん):印度恒河の砂金のこと。

森谷観音

・・・観音様を祀る森谷観音と観音滝

引用:日向の伝説(鈴木健一郎)

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