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今山大師

今山大師は今山の頂上にあります。今山というのは五ケ瀬川の北岸にある小高い丘で、延岡駅のすぐ西側にあります。この今山には今から千二百年ばかり前の、天平勝宝二年に宇佐八幡宮を勧請したという今山八幡宮があります。そしてこの神社を中心に善龍寺や神宮寺、善正寺など多くの寺も建てられましたが、今残っているのは上の坊の善正寺だけです。今山八幡宮はかってここにあった蓬莱山(ほうらいざん)善龍寺の奥の院で、今から120年程前の天保11年に、延岡の人々の発願によって、高野山から弘法大師の尊像を勧請したもので、江戸幕末、オランダに渡航して造船と航海の学問を修めて帰ったオランダ貞三郎の父、満石幸蔵が発願者であると伝えられています。今の大師堂は大正7年に再建したものですが、さらに昭和32年に善正寺の住職野中師らによって、この大師堂の上に弘法大師の大銅像が建立されました。この大師像は台座とも高さ18mで、日本一の大きな大師像です。錫杖(しゃくじょう)を右手に持ち、数珠を左手にして、温顔に笑みをたたえて下界を見下ろしている偉容には延岡市の名物です。この今山大師の祭りは毎年旧暦3月21日を中心に行われますが、宮崎県下はもとより大分県そのほかからも参詣者が集まり、毎年20万人内外の人で賑わいます。

■今山大師へ・・・今も延岡の中央通にある。銀杏の大樹は伐採され今は無い。

■善正寺へ・・・今も延岡の中央通にある。銀杏の大樹は伐採され今は無い。

日向ものしり帳(石川恒太郎著)

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