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天岩戸神宮の岩戸伝説

  天照大神は、高天原の天狭田(あまのさなだ)・長田(おさだ)を神田としておられましたが、弟の素盞鳴尊(すさのおのみこと)は、春は種を重ね播きし、あるいは田の畦を壊したりしました。秋はまだら毛の馬を放して田の中を荒らしました。また天照大神が新嘗(にいまめ)祭(新穀を神にお供えする祭事)を行っている時、こっそりとその部屋に糞をしました。また天照大神が神衣を織るために神聖な機殿(はたどの)においでになるのを見て、まだら毛の馬の皮を剥いで、御殿の屋根に穴を開けて投げ込みました。このとき天照大神は大変驚いて、機織りの杼(ひ)「横糸を通すのに使う」で身体を損なわれてしまい、怒って天の岩屋に入られて、磐戸(いわと)を閉じてこもってしまわれました。そのために国中常闇(とこやみ)になって、昼夜の区別もわからなくなり、邪神が騒ぎおろもろの悪事が起こりました。八十万(やそよろず)の神たちは、天の安川のほとりに集まって、どんなお祈りをしようかと相談しました。そして岩屋の前でかがり火を焚き、詞(と)をあげ、天鈿女命(あめのうずめのみこと)がおもしろ可笑しく踊りました。外の賑やかな物音が岩屋の中にも聞こえ、大神は何事かと岩屋を少し開けて覗かれました。このとき手力雄神(てぢからおのかみ)が岩戸に手をかけ、片方の手を筑紫の日向の小戸(おど)の橘の檍原(あおきがはら)にもう片方を信州戸隠の(長野県)の戸隠嶽まで投げられ、大神の手を取って外に連れ出されました。以後高天原は明るく平和になったと言います。
 
天岩戸神社
 

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