原尻の滝

原尻の滝 :(大分県豊後大野市緒方町原尻936-1 )

広い田園地帯である。滝の入口には水車の回る古民家喫茶がある。駐車場に車を停めると、 もう滝の轟音が聞こえてくる。柱状節理のなせるわざらしいが、これまで田園の中をゆっくりと流れてきた「緒方川」がいきなり落ち込んで20mほどの滝となっている。魚の身になってみれば大変なことだ。それでも自然の造形とは素晴らしい。ドードーと流れ落ちる瀑布は霧水となって七色の光彩を放っている。 田園の黄色い色彩の中に青い水をたたえる滝壺は何か異色だ。「滝から飛び込まないでください」の札がある。どういう意味なんだろう。下流に架かる吊り橋を渡ってみた。ゆらゆらと揺れる。川の対岸に渡り、またもとに帰る周遊道路だ。360度の滝をご覧あれというところだろうか。

原尻の滝(左岸より)
原尻の滝(左岸より)
原尻の滝(左岸より)
原尻の滝(左岸より)
大噴火が作った岩
阿蘇の大噴火が作った岩
吊り橋
吊り橋(よく揺れるよ!)
原尻の滝(吊り橋より)
原尻の滝(吊り橋より)
原尻の滝(右岸より)
?吊り橋
見えるかな?吊り橋ですよ
原尻の滝の上部
原尻の滝の上部

阿蘇の大噴火が作った岩

この岩は、阿蘇山の9万年前の巨大噴火によってもたらせられた火砕流が冷えて固まったもので、阿蘇ー4溶結凝灰岩と呼ばれている。原尻の滝でみられる岩盤とおなじものである 。 この岩盤は、火砕流が強く固まったもので、火砕流に含まれていた軽石が、重みによってつぶされ真っ黒になって入っていおる。上から見ると円形に、横から見るとレンズや縞模様になっており、阿蘇ー4溶結凝灰岩の一つの特徴である。よく溶岩が冷えたものだと」思われがちだが、詳しく観察することで、これが溶岩でなく火砕流が冷え固まったものであることに気が付かされる。

滝の岩に出来た大きなひび割れ

この滝を造っている岩石は、9万年前に起きた阿蘇山の大噴火によって発生した火砕流が冷えて固まったものである。 火砕流とは、噴火で大量に噴き上がった火山ガス、溶岩、軽石、火山灰などが、高温のまま上空から一気に流れ下る現象だが、ここ大野川流域はその火砕流に厚く埋め尽くされてしまった。たまった火砕流は熱により再び溶けた後、徐々に冷えてゆくが、この冷えてゆく過程で生まれた縦方向のひび割れが「柱状節理」と呼ばれるものである。

原尻の滝

自然、産業、人々の思いが交差する場所 原尻の滝は、大野川の支流「緒方川」に架かる滝で、高さ20m、幅約100m、上空から見ると美しい弧を描いている滝である。普段は穏やかに水が落ちるこの滝だが、ひとたび大雨が降ると一気に水量が増し、上げしく流れる滝に変わる。切れ目なく落ちる滝は滝を形作っている岩を滑ってゆく。その岩は実は大きな一枚岩であり、この豊後大野ジオパークに最もなじみの深い石、阿蘇溶結凝灰岩と呼ばれる岩石で出来ている。この滝は平野部にあるため、簡単に立ち寄ることができ、。人々の生活に大きな影響を与えてきた。滝と滝を舞台にした歴史や文化産業の発展を学べることは、この滝の特徴である。

現場案内板より

案山子
案山子
案山子口

案山子のイベントなのです。他の地域にもありました。そのユニークな事、思わず声をかけそうになりました。

古民家風喫茶店

古い古民家、水車が流れている。このような喫茶店で、独りでコーヒーを一杯。優雅だねえ!。」

川の中の鳥居

川のど真ん中に鳥居が建っている。いかにも珍しい。 近くの年配の女性に聞いたら、この鳥居は「2の鳥居」、よく解らないが、後「1の鳥居」と」「3の鳥居」があるらしい。11月になると祭りがあり、夜神輿を担いでこの鳥居をくぐるというのだ。一度見てみたいものである。

編集後記

凡そ20年ぶりの訪問でした。人間の記憶とはいつの間にか変わってゆくものだと痛感しました。一緒に来た女房が元気だったころの私と今では、その心の感じ方に相当の違いがあるのでしょう。ションボリ!!

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